皆さん、こんばんは! 週末の夜、いかがお過ごしでしょうか? 山田諭です。
一時期はガラガラだった都内の電車内にもすっかり人が戻ってきました。 飲み帰りだと思われる陽気な人達に囲まれ、こうしてコラムを進めている次第であります。 日を越えそうなこの時間でもたくさんの笑い声が聞こえてきます。
ここはとても平和です。
最近の悲しいニュースに胸を痛めても、 実際に何か力になれる訳でもなく、 これまでと同じ生活を続ける自分。
色々と思うところはあるにせよ・・ あぁ、何だかモヤモヤしますね。
話は変わりまして。
つい先日の朝。 職場に向かうエレベーター内での出来事。 誰もいないエレベーターに乗り込む自分。
ドアを閉めようを思ったその瞬間、急ぎ乗り込んできた年配とその部下と思われる男性二人組。
挟まなくて良かったと思いながら、 彼らの行き先階ボタンを聞き押してあげる。 ほんの少しだけ良い人だと思われたい自分。
エレベーターが動き出してまもなく、 ・・香ってきた。 人を不快にさせるこの嫌な匂い。
「屁」だ!
間違いない。 どちらかがぶっ放しやがった。 しかもこの狭い密室で。
・・・
匂いレベルは5段階中3といったところか。 しかし3とは言え、充分な破壊力。 臭い。 匂いが鼻から離れない。
畜生、今どんな顔してやがるんだ!
容疑者たちの顔を覗き込んだ。
うわぁ、二人共に「知らぬ存ぜぬ」と言わんばかりの涼しい顔をしてやがる。
・・くそっ!
僕は「無」になる事に努めた。
そしてまもなく。 容疑者たちは仲良く先にエレベーターを降りていった。
今は5階。目的階は8階。 残す階は、あと3階。 あと数秒間の我慢だ。
ドアが閉まり、再び動き出す。 しかし6階に差し掛かった途端、 エレベーター動きを止め、ドアが開いた。
ま、まさかっ!!
乗り込んできたのは・・ 無常にも若くて綺麗な女性だった。
・・・
匂いの漂う密室内で、女性と二人。 女性はきっとこう思っているに違いない。
「こいつ、コイたな」と。
あと2階。 しかし、このたかが2階が非常に長く感じる。
早く解放されたい。
僕はしばし「知らぬ存ぜぬ」を決め込んだ。 きっと容疑者たちと同じ顔をしていたに違いない。
と言ったエピソードがありました。
はい、 大したエピソードではありません。 きっと平和だからこその、この内容なのかもしれません。
「どーでもえぇわっ!」
皆様からのそんなお声が聞こえてくるかのようです(汗)
最後に。 この文章を書いている最中、 電車内にアナウンスが流れてきました。
「電車の駆け込み乗車は危ないので止めて下さい。非常に迷惑です」
荒っぽいその口調から、明らかな苛立ちが伝わってくる。
気持ちは分かります。 電車のダイヤも乱れるし、 もし挟んだまま動き出してしまったら大惨事ですよね。 「俺がこんな夜中まで働いているのに、迷惑な酔っ払いがよ〜」 なんて事も、もしかしたら思っているのかもしれません。 駅員さんからすれば、紛れもなく迷惑行為かと思います。
でも、もしかしたらその迷惑乗車の裏には、 例えば凄く急いで帰らなければならない、或いは、駆けつけなければならない理由があるかもしれない。 そう考えると、どちらも否定は出来ないし、何を言うつもりもないです。
ただ、強いて言うならば、 おそらく駆け込み乗車するような人にキツく言ったところで、それを機に止めるとも思えないし、むしろ皆の前でキツく言われた事で反感を買い、逆効果になるのではないかとも思うのであります。
「言い方」
これに尽きるのかなと。 同じ内容でもこれ一つ気をつけるだけで本当伝わったり伝わらなかったりします。 是非身近な誰かが、両者へ優しく教えてあげてくれたらいいなと。
僕は平和主義なので、争いや戦争に反対です。 でも嫌だと一方的に言ったところで、今は決して度外視出来ない状況かと思ってます。 少し前に起きた、高校生が電車内で注意したチンピラに殴られた事件も忘れられません。
まだまだ続く感染症の件も含め、 次のコラムを書く頃には、今より少しでも平和な世の中になっていればいいなぁと願って止みません。
今年のGWは久々に規制のない期間になるようですね! 計画を立てるのが非常に楽しみです。 超大型連休の人も、毎日仕事の人もいらっしゃることでしょう。 少し早いですが、 どうかお身体に気をつけて、健康で良いGWをお過ごしください。
それではそれでは!
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Date: 2022/04/19(火)
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